認知症は、かつては“痴呆”という名称で広く知られていました。脳の働きの中の認知機能(物事を記憶する、考える、判断するなどの機能)が低下し、日常生活に支障をきたしてしまった状態を言います。
よくある「もの忘れ」と混同されがちですが、もの忘れはある出来事のうちの一部を忘れるに過ぎないのに対して、認知症では物事全体を忘れてしまいます。同じことを繰り返し頻繁に聞く、何度も会っている人のことを忘れるなどの症状が見られる場合は、認知症の可能性があります。また、周辺症状と言って、認知症に伴って起こる抑うつ状態、睡眠障害、幻覚、妄想などの症状も見られがちです。
認知症を根本的に治す方法は、まだ見つかっていません。しかし、薬の服用により、認知症の進行を遅らせることが可能なこともあります。また、認知症に伴う周辺症状も、適切な薬を服用すれば軽減できます。
当院を含め、一般的な診療所には、CTやMRIなどの脳の検査を行う設備が無いため、認知症の十分な初期診断を行うことができません。必要に応じて、しかるべき専門医療機関をご紹介します。
既に脳などの検査を行い、認知症との診断が確定している患者様については、認知症の薬を使用して治療を行っていきます。
症状が良くなったと思い、患者様の判断で服薬を中止してしまったために、再び症状が重くなってしまうことがよくあります。飲んでいただく薬の量は患者様の状態を見極めた上で調整しておりますので、飲む量・回数はお守りください。
江戸川区東葛西の心療内科・精神科
葛西こころのクリニック
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