葛西こころのクリニック｜葛西駅より徒歩３分の心療内科・精神科 強迫性障害 確認

強迫性障害は、自分の意思に反して何度も頭に浮かんで払いのけられなくなる考え「強迫観念」（手が汚れているのではないか、ガス栓や鍵を締め忘れたのではないか、など）と、しないと気がすまなくなる「強迫行為」（手を何度も洗う、ガス栓や鍵を何度も確認する、など）が現れ、日常生活に支障をきたす疾患です。強迫性障害はこじらせないよう、初期の段階で適切な治療をすることが大切です。

主にSSRI（心のバランスを整える薬）で治療していきます。患者様のご希望があれば、臨床心理士が認知行動療法や暴露反応妨害法を用いたカウンセリングを併せて行います。強迫性障害を日常生活に支障の無いレベルまで治療することは可能ですが、症状を完全に無くしてしまうことは難しいのが実状です。それゆえ、症状を完全に無くすことにこだわり過ぎないことも重要です。

強迫性障害の症状は、治療を開始後、時間をかけて徐々に改善します。ですので、治療の初期段階であきらめないことが大切です。また、服用していただく薬の量は、個々の患者様の状態を見極めた上で調整しますので、飲む量・回数はお守りください。