ひどく憂うつな気分とともに、何もやる気が出ない、考えがまとまらないといった精神的な症状と、眠れない、疲れやすいなどの体に現れる症状が長く続き(2週間以上)、日常生活に支障が生じてしまう心の疾患です。
そううつ病は、そう(異常にテンションが上がった状態)とうつ(気分的にひどく落ち込んだ状態)を繰り返す疾患で、双極性障害とも呼ばれます。よくうつ病と混同されるのですが、両者はまったく異なる病気です。割合としては、うつ状態のほうが多くみられます。原因は、様々な脳内神経伝達物質の増減と考えられています。
睡眠障害には、寝ようと思ってもなかなか寝つくことができない不眠症や、時と場所を選ばずに耐えがたい眠気に襲われる睡眠異常など、いろいろな症状があります。その原因も様々ですが、なかでも心理・身体面が原因で起こる睡眠障害を「内在因性睡眠障害」と呼びます。
適応障害とは、学校や会社、家庭など、置かれた環境にうまく適応できず、様々な心身の症状が現れて社会生活に支障をきたしてしまう疾患のことを言います。一般的にはあまりよく知られていない心の疾患ですが、うつ病と同じくらい多く見られます。
パニック障害とは、突然、時間と場所を選ばずにパニック発作を伴って起きる、「死ぬのではないか」という恐怖状態に陥る疾患です。特定の原因や、体の問題が無いにもかかわらず、このような状態に陥ってしまうのです。日本人の100人に1人はパニック発作に見舞われたことがあると言われており、けっして珍しい病気ではありません。
人前で話すなど、人前に立つ行動に強い不安を感じる疾患を社交不安障害(SAD)と言います。性格の問題と混同されたりもしますが、社交不安障害ではそれらの行動に強い苦痛を感じて身体症状が現れ、次第にそうした場面、ひいては日常生活を避けるようになってしまいます。
強迫性障害は、自分の意思に反して何度も頭に浮かんで払いのけられなくなる考え「強迫観念」(手が汚れているのではないか、ガス栓や鍵を締め忘れたのではないか、など)と、しないと気がすまなくなる「強迫行為」(手を何度も洗う、ガス栓や鍵を何度も確認する、など)が現れ、日常生活に支障をきたす疾患です。強迫性障害はこじらせないよう、初期の段階で適切な治療をすることが大切です。
統合失調症は幻聴(実際には無い音が聞こえる)や妄想(見張られている・後をつけられている、など)など、多様な症状が現れる精神疾患です。
過敏性腸症候群(IBS)とは、便通異常(下痢・便秘)を伴う腹痛や腹部不快感が慢性的に繰り返される疾患です。通常の腹痛などとは違い、試験前や大事な会議などによるストレスが原因で起こります。
月経前症候群(PMS)は生理の1週間くらい前から、下腹部や乳房の痛みなどの身体症状、およびイライラや憂うつなどの精神症状が現れ、日常生活に支障をきたしてしまう疾患です。
更年期とは、閉経を迎える前後の約10年間(一般的には45~55歳)を指し、更年期障害は、更年期にあたる女性の2~3割がかかると言われます。
認知症は、かつては“痴呆”という名称で広く知られていました。脳の働きの中の認知機能(物事を記憶する、考える、判断するなどの機能)が低下し、日常生活に支障をきたしてしまった状態を言います。
注意欠陥・他動性障害は発達障害の一種で、その名称からもわかるように、年齢に見合わない不注意さや多動性(好きなこと以外に対する集中力が無く、関心や興味をほとんど示さない)、衝動性(思いついたことを、よく考えずに即座に行動に移してしまう)によって、日常生活に支障をきたしてしまう疾患です。
ムズムズ脚症候群は“レストレスレッグス症候群”とも呼ばれ、じっと座ったり横になったりすると、主に脚(人によっては脚だけではなく腰や背中、腕や手にも症状が現れます)にムズムズする、ピリピリする、かゆみ、痛みなどの不快感が現れる疾患です。特に夕方から夜間にかけて症状が現れるケースが多く、睡眠障害の原因にもなりやすい病気です。
江戸川区東葛西の心療内科・精神科
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